バス停に、落ち葉が溜まっていました。素敵な色合いの落ち葉だったので「○○ちゃん、この落ち葉きれいねー」と私は語りかけ、娘は落ち葉を踏みしめて遊んでいました。その後に娘が「落ち葉の音楽会」という詩を書いて、先生にほめられたのは、小学校1年生の時のこと。

  元小学校の校長先生だった方が、「○○ちゃん」と子どもの名前を呼んでから「お月様がきれいね」「このお花すてきね」と語りかけてあげると、自然と子 どもの情緒が育ちますよと教えてくださった。子どもに語りかけるには、まずは自分の感動がなくては・・・大人が日頃のちょっとしたことに心を動かすことが 子どもの心を育てると感じました。

  さて、成長した娘が4年前の母の日にプレゼントしてくれた絵本が「どんなにきみがすきだかあててごらん」。(サム・マクブタットニィチ 作 アニタ・ ジェラーム 絵 小川 仁央 訳 評論社)ビウサギと、デカウサギが「すき」くらべをするのです。ぼくは「これだけ君がすき」「ぼくはもっとこれだけす き」。

  子育てするといろいろなことがおきます。しつけもしなくっちゃ、教育も大切。でも一番根本は「あなたのことが大切」「大好きよ」という気持ちを伝える ことだと私は思っています。娘からこの絵本を受け取ったときに、母からのメッセージが伝わっていることを感じてとてもうれしかったのです。

  でも真正面から伝えにくいメッセージもあります。そんな時は、絵本にメッセージを託して。絵本選びも楽しくなると思います。(小川 三枝子)