8年程前から小学校で絵本の読み聞かせをするサークル活動をしています。最近は「お薦め絵本一覧」もたくさん出ていますが、ここでは「私が好きな絵本」を紹介していきたいと思っています。
  その活動をする前、記憶に残っている絵本はたった2冊!「セロ弾きのゴーシュ」(宮沢賢治著、赤羽末吉絵、偕成社)と「ちいさいおうち」(バージニア・リー・バートン作・絵、石井桃子訳、岩波書店)。
  「セロ弾きのゴーシュ」、自分で読んでいるあり風景まで(この年になっても・・・)おぼえています。この本から「努力がむくわれること」を、心に残したように思い
ます。今振り返って「努力すること」を、このたった一冊から教えられたのです。
  お子様が好きになった本が、必ずしもお母様の推薦書と一致しないこともあります。また、一日に何度も「読んで!」と言われた時、どうかお時間の許す限り、何度でも読んであげてください。自分で読める年齢になっても「読んで!」に答えてあげてください。
  長い年月読みつがれてきた絵本にはそれ自体に力があります。幼い頃植えられた良書の種は、やがて自分が育てて、そして、芽を出していくものです。たった一冊でも・・・。(小川 三枝子)